AdSenseのページで「ページ単位の広告」というものが紹介されていたので設置をしてみました。とても簡単に設置ができるので、お勧めだと思います。
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AdSenseの「ページ単位の広告」とは
「ページ単位の広告」というのは、モバイルに特化したAdSenseの広告です。画面下部に設置される「アンカー広告」とページ遷移時に表示される「モバイル全画面広告」があります。Googleではこの両者を総称して「ページ単位の広告」(Page Level Ads)と呼んでいるようです。
ちなみに、英語ではアンカー広告はAnchors、モバイル全画面広告はVignettesと表示されていました。調べるとVignettesは、本の章節などを区切る小さな挿絵や模様のことを意味するようです。Webでもページが遷移する時に表示されるので、区切りにある挿絵といった位置づけでの意味は合っていますね。
「ページ単位の広告」の設置方法
広告の有効化設定
AdSenseのホームページから「広告の設定」→ 「ページ単位の広告」と進んで、下記画面のようにステータスを変更します。
画面右のステータスの項目をスライドして、表示を「○」から「|」にすればOKです。なかなか分かりにくいのですが、外国の電気製品のスイッチ表示と同じで、「○」はOutでオフ、「|」はInでオンの意味です。
広告コードの配置
広告を有効化したら、その下にある「コードを取得」からコードをコピーして、自分のサイトのコードに貼り付けます。
貼り付ける場所は 「<head> タグ(または、<body> の最上部)」ということなので、<head>タグ内に貼り付けます。私が使っているテーマであるSimplicity2では、Wordpressダッシュボードの「外観」→「テーマの編集」からheader-insert.phpを選んで、そこにコードを貼り付けました。他のテーマであれば、header.phpを編集することでもOKだと思います。
ページあたりの広告数の制限(3個まで)には含まれないという事なので、すでに設置している広告コードを気にすることなく、追加で設置できます。
広告表示の確認
広告はいつも表示されるのではなく、「Googleが適切と判断したタイミング」で表示されるということです。広告がうっとうしく思われない様、可能な限り配慮頂けているようで好感が持てます。そのため、広告の確認は少し特別な方法で行います。
具体的には、確認したいページのアドレスの最後に#googleadsを追加して、モバイル端末からアクセスします。私のサイトの場合、 http://curosan.com/#googleads と指定することになります。
アクセスすると画面上部に上のような窓が表示されるので、広告のテスト中であることが分かります。(最初は英語で表示されていたので、上の画面では右上のプルダウンメニューから日本語を選択したものを表示しています。)
画面下部には「アンカー広告」が表示されているので、どのような形で表示されるか確認できます。スライドすれば消すこともできますが、方向は下向きです。左右にスライドするものと思っていたので、最初は少し戸惑いました。
なお、AdSenseのホームページで広告を設定後すぐにテストをすると、以下のようなメッセージが現れているかも知れません。
The requested ad might not be shown to real users for the following reason(s).
・Page-Level ad format disabled in AdSense Front End.
これはAdSense側でまだ広告配信の準備ができていない、ということをお知らせしているようです。私の場合も最初は表示されていましたが、程なく表示されなくなりました。
「モバイル全面広告」のテストでは上のような画面が表示されます。
この広告は画面遷移の際に現れるので、リンクをクリックして、次の画面が表示される前に現れる全画面広告を確認することになります。テスト可能なリンクには枠が表示されているので、適当なものをクリックすればOKです。
まとめ
AdSenseのモバイル向け広告である「ページ単位の広告」の設置方法について紹介しました。
非常に簡単に設置でき、また、既存の広告数には含まれないので、AdSenseを使われている方ならお勧めだと思います。ただ、全画面広告は突然現れることもあり、やはり少しうっとうしく感じるのも事実です。今後状況をいろいろと見ながら設定については考えていこうと思います。
以上、何かの参考になれば幸いです。