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ブログサーバーのお引っ越し (3)ブログのデータを移行する

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ブログサーバーをBluehostに変更したことを下記の記事で書きました。今回は、ブログデータを新しいサーバーに移行する方法です。WordPressのDuplicatorプラグインを使うとWordPressのコード本体とブログデータの双方を簡単に移行させることができます。

ブログサーバーのお引っ越し (1)海外のホスティング会社がおすすめな理由とは
ブログのホスティング会社を定評あるBluehostに変更しました。海外の会社を選んだ理由や比較検討したホスティング会社についてご紹介します。
ブログサーバーのお引っ越し (2)プロモーションを使ってお得に申し込む
ブログのサーバーを海外で定評のあるBluehostに変更しました。今回は優待価格で申し込む方法をご紹介。通常は隠れているプロモーション画面を経由すると、非常にお得な優待価格で申込ができます。

コンテンツ

移行先ホストの事前準備

データ移行前に移行先のホストで以下の2つを行なっておきます。

  1. データベース(MySQL)のセットアップ
  2. WordPressファイルの格納場所を作成

データベースのセットアップ

1番目はWordPressが利用する空のMySQLデータベースを作成するものです。

BluehostではcPanelを利用して新しいデータベースが作成できます。ここで作成したデータベース名、ユーザー名、パスワードは、後にデータを移行先で展開する際に必要になるので記録しておきます。

WordPressファイルの格納場所を作成

2番目はWordPressのコードやプラグイン、利用した画像ファイルが置かれるディレクトリの設定です。

通常はWebサーバのホームディレクトリとなる ~/public_htmlの下になります。この時、他のファイルと分けておきたければ、WordPress用にさらに wpといった名前でディレクトリを作っておくと良いです。(以降の説明では、wpサブディレクトリを移行先のディレクトリとして説明しています。)

なお、~/public_html/wp/といったディレクトリにWordPressを配置すると、アクセスする際のURLのパスにも”wp”が必要になります。
この場合でも、.htaccessを設定すれば、例えばhttp://curosan.com/といった具合に、URLのパスに”wp”を含まないようにすることは可能です。

移行元でバックアップデータを作成

Duplicatorプラグインを利用してブログデータのバックアップを作成します。Duplicatorを使ったバックアップについては、以下の記事で紹介していますので参考にしてください。

WordPressをローカルのNASにバックアップする方法
ホスティングサービスで運用されているWordPressの環境をローカルにバックアップしておくと、何かあった時に安心です。バックアップにはいろいろな方法がありますが、これを手近にあったバッファローのNASを利用してやってみたのでご紹介します。

バックアップファイルができるだけ小さくなるよう、不要なファイルやキャッシュを事前に削除しておくのがおすすめです。

作成されたインストール用コード(Installer)とアーカイブファイル(Archive)は、移行先に転送します。ファイルを置く場所は、事前準備の手順2で作成したディレクトリ(例えば、~/public_html/wp/)です。

ファイル転送はftpを使う他、cPanelのファイルマネージャー経由でファイルをアップロードすることもできます。

移行先でバックアップファイルを展開

2種類のファイルをアップロードしたら、ブラウザから”installer.php”にアクセスします。

DNSサーバーの切替をまだしていないので、IPアドレスを指定してサイトにアクセスする必要があります。Bluehostの場合、自サイトにアクセスするためのIPアドレスやURLパスは設定時にメールで通知されますが、http://IPアドレス/~ログインID という形式になります。

今回はwpサブディレクトリにインストーラーを設置したので、「http://IPアドレス/~ログインID/wp/installer.php」を開くと以下のようなインストーラ画面が表示されます。

MySQL Databaseの項目には、事前準備で記録しておいたデータベース名、ユーザ名、パスワードを入力します。

HostとPortは変更の必要があれば変更します。サーバーによってはデータベースが別のサーバーにあってHostがlocalhostではないこともあります。Bluehostの場合はlocalhostでOKです。

Actionの項目は、事前準備で空のデータベースを作っているので、”Connect and Remove All Data”を選択します。“I have read …”にチェックマークを入れ、”Run Deployment”ボタンを押せば処理が始まります。

ステップ2の”Update”では、新しい設定のURLやPathが正しいものであるかどうか確認します。通常は正しい値が自動的に取得されるので変更の必要はないかと思います。

処理が進み、以下のステップ3の画面が表示されれば完了です。

パーマリンクの設定を変えていれば、2で元の設定と一致するよう変更します。また、インストール用コードを残しているとセキュリティ上問題なので4で消去しておきます。

なお、今回セットアップしたブログサイトのアドレスは仮のものです。そのため、ネームサーバーを更新した後に、移行元と同じドメイン名、アドレスでアクセスできるように設定を変更する必要があります。

この設定は、WordPressのダッシュボードから、「設定」→「一般」と進み、”WordPressアドレス”と”サイトアドレス”を変更することで行えます。詳細については、下記の記事で紹介しましたので参考にしてください。

ブログサーバーのお引っ越し (4)DNSを変更する
ブログサーバーの引っ越しについての最終回は、DNSを変更する方法です。DNSを変更することで、元のドメイン名で新しいサーバーにアクセスできるようになります。この設定を終えれば晴れて引っ越し作業は完了です。

まとめ

ブログデータを新しいサイトに移行する方法について紹介しました。

サーバーの引越は頻繁にあるものではありませんが、ここで紹介したDuplicatorプラグインを使えば、引越だけでなくサイトのバックアップも効率よく行うことができます。

記事中にもリンクを載せましたが、例えば、バックアップ先としてローカルのNASを使った例を下記で紹介しましたので、参考にしてみてください。

WordPressをローカルのNASにバックアップする方法
ホスティングサービスで運用されているWordPressの環境をローカルにバックアップしておくと、何かあった時に安心です。バックアップにはいろいろな方法がありますが、これを手近にあったバッファローのNASを利用してやってみたのでご紹介します。

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