ダイナミックDNSも使えるNamecheapによるドメイン管理

ブログ開始にあたってNamecheapから独自ドメインを取得しました。今回はNamecheapでドメインを管理する方法のご紹介です。このドメインレジストラからは、ダイナミックDNSの機能も無料で提供されているため、少しお得感もあります。

先にNamecheapから独自ドメインを取得した経緯をご紹介しましたが、今回はその続編となります。

低価格で定評のあるNamecheapで独自ドメインを取得しました
独自ドメインでサイトを開設するため、海外のドメインレジストラであるNamecheapでドメインを取得しました。今回はその取得方法について紹介します。

コンテンツ

方法1: ホスティングサービス側のDNSサーバを利用

私のブログではEco Web Hostingというイギリスにある会社のホスティングサービスを利用しています。このホストのIPアドレスとNamecheapから取得したドメイン名を紐付けることで、IPアドレスではなくドメイン名でサイトにアクセスすることができます。

紐付けにはドメインネームシステム(DNS)という仕組みが利用されています。ホスティングサービス側にこの紐付け情報を持ったDNSサーバーが用意されているので、このサーバーのIPアドレスをドメインレジストラ側(私の場合はNamecheap)のネームサーバとして設定すればやるべきことは完了です。

Namecheapでの設定方法は、Dashboardから自分のドメイン名の右端にある「MANAGEボタン」を選択。次の画面で表示される一覧のNAME SERVERSの項目で設定を行います。内容を「Custom DNS」に変更し、Nameserver1と2にホスティングサービスが用意しているDNSサーバのIPアドレスを設定します。

設定が反映されるまでに少し時間がかかるかと思いますが、これだけでドメイン名でのアクセスが可能になります。

方法2: ドメインレジストラ側でドメインを管理する

ホスティングサービス側のDNSサーバーを使う代わりに、ドメインレジストラ側で独自にドメインを管理することも可能です。

私の場合は、Namecheapで提供されているダイナミックDNSのサービスを使いたかったこともあり、こちらの方法でドメインを管理しています。ダイナミックDNSを使っても特に追加料金は必要なく、少し得した気分でした。

DNS情報の設定

設定はホスティングサービス側のDNS Record(DNSサーバーで指定されているホストとIPアドレスの紐付け情報)を、ドメインレジストラ側(Namecheap)のDNSエントリとして設定すれば完了です。

IPアドレスの数字を写す作業になるので、先の方法に比べると少し手間はかかりますが、それほど難しいものではありません。紐付け情報は、ホスティングサービス側でDNS Recordといった名前で管理されているので、それを閲覧すれば知ることができます。

まず、上で指定したNAME SERVERSを変更していれば「Namecheap Basic DNS」を選択してもとに戻しておきます。

次に、Dashboard→「MANAGEボタン」で表示される画面のメニューバーから「Advanced DNS」を選択すると、下の様な画面が表示されます。これが紐付け情報を管理する画面です。

DNS設定画面

上の画面ではすでにいくつかの設定がされていますが、この画面を使って、ドメインや必要なサブドメインのIPアドレスを指定していきます。Hostに@を入力することでサブドメイン名が無指定になり、ドメインそのもののIPアドレスが設定できます。必要に応じてHost名として「www」などを入力してサブドメインを追加指定していきます。私の場合は、さらにメールサーバーなどの指定も行いました。また、ワイルドカードとして*(アスタリスク)も利用可能です。

ダイナミックDNSの設定

ダイナミックDNSは、先の画面の下部に下のような専用入力欄が設けられているので、そちらを使って設定します。

DDNS設定画面

画面を見ればおわかりかと思いますが、ダイナミックDNSの設定を随時更新するためのクライアントソフトウェアもここからダウンロードできます。クライアントソフトウェアに、この画面で表示されているパスワードやホスト名を設定すると、IPアドレスの自動更新が行われるので、ホストのIPアドレスが変わっても同じ名前でアクセスができるという訳です。

まとめ

以上、ドメインを管理する2つの方法をご紹介しました。付加的な機能が必要なければ、1番目の方法でも充分です。私の場合も、最初は1番目の方法で運用を開始し、その後、ダイナミックDNSを導入するにあたって2番目の方法に移行した経緯があります。

こういった経緯で、日本語で書いているブログを、イギリスにあるホスト上で運用し、ドメインはアメリカのDNSサーバで管理するという体制になっております。

リンクから何かの参考になれば幸いです。

英語になりますが、Namecheapについての詳細は以下のページをご覧下さい。

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https://www.namecheap.com/?aff=110442

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