自分のブログサイトの表示速度が相当遅い事に気付き、その対策を行ないました。この記事ではその方法について紹介したいと思います。
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はじめに
ホスティングサービスを使ったブログを始めて間もないこともあり、サイトの高速化設定は後回しになっていました。もともとそれほどメジャーではないホスティングサービスを使っている関係からか、設定画面にアクセスした時でも、遅いなぁと思うことがよくありました。ブログ本体も、特にモバイルからのアクセス時に遅さを感じることがあったので、今回、高速化のための設定を行ないました。
以下はGTmetrixで測った対策前の計測結果ですが、スコアが相当悪い状況でした。
.htaccessの設定による高速化
まずは.htaccessによる設定方法です。これについては、サイトで使わせて頂いているWordPressテーマ、Simplicityの中に設定サンプルが含まれていました。実際には、サンプルファイル中に記載のあった参考ページを参照し、さらにそのサイトに改訂版があったので、その設定を使わせてもらいました。
設定内容については上記の記事を参照頂きたいのですが、記事中に掲載されている設定内容をコピーして、自サイトトップにある.htaccessファイルに追記すれば設定は完了です。.htaccessファイルは、通常、自分のホームディレクトリ直下のpublic_htmlの中にあります。
この設定をすると、ブラウザキャッシュとファイルの圧縮機能が使われるようになります。
設定後の計測結果は以下のようになり、スコアが相当改善しました。
WordPressプラグインによる高速化
.htaccessを変更する以外の方法としては、WordPressのキャッシュプラグインを使う方法があります。ファイルの編集等が不要なので、こちらの方がよりお手軽です。
Simplicityはキャッシュ系プラグインと相性が悪いと言うことでしたが、以下のページに利用可能なプラグインの解説があり、そこで紹介されていたWP Fastest Cacheというプラグインを使ってみることにしました。
詳細については上の記事を参照頂ければと思いますが、下に示した通り、有償オプション以外はすべての項目をチェックしました。
設定後の計測結果は以下のようになりました。なお、ブラウザキャッシュやGzip圧縮機能は、先に説明した.htaccessの場合と重なっているので、.htaccessで行なった変更は元に戻し、プラグインの方で機能を有効化しています。
設定できる高速化対策が増えたこともあり、先の方法よりさらにスコアが良くなりました。
まとめ
WordPressサイトを高速化する2つの方法をご紹介しました。2つの方法とも相当効果が出るので、どちらかの方法を使えばほぼ問題ないと思います。
結局のところ、プラグインによる方法がスコアも良く、設定が手軽にできることもあり、私のサイトではプラグインによる高速化を採用しました。後で.htaccessファイルを確認すると、プラグインによる方法でも様々な設定が追加されていたので、WordPressのコンテンツ以外にも効果があるものと思われます。