楽ラップとウェルスナビを同時に開始して約3ヶ月が経ちました。順調に実績を伸ばしているところですが、ここ最近は少し状況に変化が現れました。国内外の市況に応じた変化なのですが、その内容を含めてご紹介します。
利用しているロボアドバイザーは、楽ラップ(楽天証券)とウェルスナビ(SBI証券経由)です。利用開始に至る経緯やその後の成績については以前ご紹介しました。
楽ラップ(楽天証券)は100万円、ウェルスナビ(SBI証券経由で契約)は50万円の資金で同じ日に申込み、運用を開始しました。リスク許容度(楽ラップでは積極度)はどちらも上から2番目の4としています。
楽ラップは国内外の株式や債券に分散投資するもので、円建てで運用が行われます。
一方、ウェルスナビは海外ETFで自動運用を行なうもので、入金は日本円ですが運用はドル建てになります。
それぞれに特徴を持つロボアドバイザーなので、市場や為替の状況により運用成績は異なっています。その違いについても、投資を考える上での参考にして頂ければと思います。
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楽ラップの成績
運用実績: 100万円 → 107万円 (+7.0%)
開始から3ヶ月での成績は7%のプラスとなりました。年率換算では約28%相当になります。ただし、今後もずっと同じ調子で伸びるわけではないので、あくまでも参考値ですが。
前回ご紹介した7週間目の成績は4.6%のプラスでしたので、ほぼ同じ率で実績が伸びています。
開始以来3ヶ月間の手数料は合計1,812円でした。この手数料や期間中の分配金額が反映されたものが資産合計の金額となっています。
保有銘柄の損益状況では、為替ヘッジありの外国債券を除くとすべてプラスとなりました。
とはいえその成績は様々で、株式の投資信託は国内外とも5%以上の実績となりましたが、外国債券(ヘッジ無し)は2~3%程度、国内債権とREITはほぼ0%です。ただ、ここに来てREITは少しずつ回復してきたようで、海外REITは5%程度のプラス実績となっています。
運用実績: 50万円 → 53.8万円 (+7.6%)
ドル建:4596ドル → 4818ドル (+4.9%)
開始3ヶ月の成績は上記の通りです。前回紹介した7週目(円建て: +6.6%、ドル建て: +3.0%)に比べ、どちらの通貨の成績も上昇しました。前回と比べて為替が少しだけ円高となったため、円建ての伸びは緩やかでした。
とはいえ、ウェルスナビはドル建ての投資のため、ドル建ての実績がより実体を示しています。ドル建ての成績をみると年換算では19.5%相当になります。これもあくまでも参考値ですが。
資産内訳と損益状況を円とドルで示したものが下の図です。
こちらの成績も楽ラップ同様の傾向です。株式関連のETFが好調で、前回報告した7週目の時点ではマイナスだったドルベースの金もわずかながらプラスに、また、債券と不動産も上昇傾向にあります。
おわりに
最終的な円建て資産の状況では、双方とも7%台の成績でほぼ似た状況となりました。円高の影響でウェルスナビの円建実績は抑えられましたが、ドル建てでは楽ラップを上回る伸び(3%→4.9%で約60%増)となりました。
双方のロボアドとも順調な成績を維持していますが、ここ1ヶ月間の状況はその前の2ヶ月間と比べると少し違った状況となりました。というのも、11月に入ってから日経平均やダウ平均がほぼ横ばいか、値が下がる状況になっているためです。
ウェルスナビの画面では日次の資産推移がみられるのですが、11月初旬につけた9%台の実績(円建て)から現在は下げている状況です。楽ラップも同様で、10月末からの資産上昇は5000円程度(0.5%)と緩やかになりました。
とはいうものの、投資は長期の視点で捉えることが大切といわれている(証券会社の売り文句かもしれませんが)こともあり、まだまだロボアドでの運用は継続して行きます。
以上、楽ラップとウェルスナビの開始3ヶ月目の成績をご紹介しました。