Facebookが2016年度業績を発表。営業利益倍増、純益約3倍の好決算の理由とは。

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Facebookから2016年通期および第4四半期(10月から12月)の業績が発表されました。年間売上は昨年から57%増え、営業利益と純利益もそれぞれ2倍、3倍という好決算でした。その好調の理由は何だったのでしょうか。

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2016年通期と第4四半期の業績

Facebook FY2016 Results

上の表はFacebookが2月1日にリリースしたページに掲載されていた報告書からの抜粋です。

赤枠で示したとおり、2016年通期は売上276億ドル(3兆1200億円)で昨年度から54%も増加しました。また、営業利益(124億ドル)は2倍、純利益(102億ドル)に至っては2.8倍と非常に良い決算でした。

2016年度第4四半期となる10月から12月の実績は、売上が前年同期比51%増の88.1億ドル(9970億円)、純利益も2.3倍となる35.7億ドル(4040億円)と絶好調です。

年間3兆円程度の売上ながら純利益が1兆円超えという水準は、通常の会社では考えられないものです。

大きな設備投資が必要な製造業と異なり、投資と言えばデータセンターぐらい(しかもコモディティ化が進んで性能に対するコストは低下傾向)、さらに原材料費も不要、といったことが製造業との収益構造の違いに影響を与えています。これによって、営業利益率が45%(上の表の赤枠, Operating margin)というとても高い水準になっているわけです。

好調の理由は?

さてそれでは何が好調の理由だったのでしょうか?

上記の表を見ても分かるとおり、Facebookの収入はそのほとんどが広告によるものです。そのため、今期の好成績はこの広告収入の伸びによるものでした。特にモバイル向けの広告が好調で、報告書では、第4四半期の広告収入の84%がモバイルからの収入、前年からは80%も増加したと記載されています。

また、昨年1年間の月間平均ユーザー数は18億6000万人で、前年から17%上昇。モバイルのユーザー数は17億4000万人で、こちらの伸びはさらに大きく21%の増加でした。

単純な計算になりますが、1年間でユーザー数が3.7億人も増えたことになります。これは、日本の人口の3倍以上というとてつもない数です。

ユーザー数が増加すればそれだけ広告を見る人も増えるわけで、広告収入増加に与える影響は大きかったはずです。

絶好調だが新たな競合も出現

Facebookの決算は今まであまり注目していなかったのですが、ここに来てさらに成長が加速しているような気がします。

株価も2012年5月の上場から1年程度は軟調でしたが、それ以降はほぼ昇り調子です。今回の決算を受け、株価も上場以来最高値を更新(2月1日)しました。(直近では少し戻しましたが。)

FB Stock 2012-2017

上場以来のFacebookの株価

今後もこの調子が続くのを期待したいところですが、折しも、最近特に若者に人気を博しつつあるSnapchatを運営するSnap社がIPOを申請しました。
上場は250億ドル規模となるようで、その資金をSnap社が獲得することになります。まだ力は未知数ですが、現在絶好調のFacebookにとっても脅威となる存在になるかも知れません。